第49回 【感想】ブルーピリオド
私の数少ない友人にあみ氏という面白いもの発掘の達人がおります。
私と面白いと思う感覚が似てるのか・・・
おススメされるものが全て私の中でヒット作になってます。
いつもありがてえ・・・
あみ氏は表面的には上手いこと人と関わっているのですが、
腹の中が真っ黒なところが好きです。あと虚空を見つめていることが多く、
異世界へ意識飛ばしてるところも好きです。
そんなあみ氏におススメされたのが、漫画「ブルーピリオド」です。
お前いまさら読んだんかい!という話題に乗り遅れた感満載なのですが
やはり話題沸騰になるには訳がある!というくらい
めちゃくちゃストーリーに引きずり込まれました。
以下、※簡単なあらすじ※
主人公のちょい悪ガキ不良少年の八虎君はめちゃくちゃ器用で、勉強も親の期待通りにできる。そして空気が読むのが得意な分、少年らしい夢を見ることもなくリアリストな性格。
周りからみたら陽キャで一見順風満帆に見える彼ですが、なにも夢中になって打ち込めるものがない。
そんなとき出会ったのが美術部の上級生が描く1枚の絵でした。
絵に興味をもつきっかけとなり、さらに美術の授業で「自分が好きな風景」を
描くことで絵にのめりこんでいき・・・
なんと彼は国立美大入学を目指そうと決心したのでした。
という1巻の半分くらいのあらすじでした。
いや~。読む前にタイトルとすんごいざっくりとしたあらすじは知っていたのですが
(美大を目指す男の子の話しとだけ)
まさか高校2年生の子が目指すという内容だと思わなんだで
びっくりしました。
私の友達に小学校の頃から美大に行くことが目標の子がいて、その子は中学でも絵画教室に通い、高校は美術専門学校、そして予備校に通い大学に合格していました。
なので私は美大を受けるというのは前準備に何年も費やすものだと思っていました・・・
しかしそんな厳しい現状にビビるのではなく、八虎君が自分のやりたいという気持ちを大事にし絵にのめりこんでいく様子がすごく美しくて
なにかに熱中してる人・周りがみえなくなるくらい集中できるものがある人って
すごく良いなと改めて思いました。
絵を描くのは趣味じゃダメなのかと悩んでいる八虎君に美術の先生が答えるのですが、
めちゃくちゃ潔い言葉で、私も中途半端な覚悟で生きててはいけないなと
顔面殴られた気分になりました。
ブルーピリオドを読むと自分も何か作りたいと血が騒ぐというか・・・
物語を通して自分の中にあるやる気を呼び覚ましてくれます。。
もう大半の方が読んでると思いますが、まだ読んでない~という方!
ぜひ!!!ぜひ読んでいただきたいです('ω')!
早くも続きが読みたくてソワソワしてるので、本屋さんに行きたいです。
本はネットより本屋で買うのが好きです。
よく目的の本を買い忘れて目に付いた本を買ってきてしまうんですが、
そんな自分をボコボコにしたいです。
すぐ忘れるから手に書いて買い物行くようにします。